2019年海外記 #4 一般大学生マレーシア編
私の夏休みのスケジュールを紹介したい。
・8/12:ルクセンブルグ⇨パリ
・8/15:パリ⇨ブリュッセル
・8/28:関空⇨クアラルンプール
・9/2:クアラルンプール⇨関空
...明らかに「8/25:バンコク⇨関空」からの「8/28:関空⇨クアラルンプール」ムーブが無駄すぎる。。。
今回はそんなクアラルンプールの旅行記を書いていく。
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1.イスラーム芸術・モスクの落ち着き
マレーシアは国民の7割弱がムスリムである「イスラーム」国家である。
街のいたるとこにモスクがあり、1日5回の礼拝の際にはアザーンが流れる。
今年は、インド・トルコ・マレーシアなど割と多くのイスラーム系国家を訪れたせいか、「モスク」を見ると落ち着いた気分になる。
モスクは、ドーム状の屋根やアザーンを遠くまで響かせるための大きな塔など、外装の特徴に目が向くが、内装を見るとイスラームと他の宗教の違いがわかる。
それは、どこにも「像」が無いことだ。
例えばキリスト教の教会にはイエスやマリアの像・絵画があるし、仏教の寺院には仏像がある。
知識としては高校で習うようなものであるが、実際にモスクにいって見るとそれがはっきりわかるため非常に興味深かった。
ちなみにクアラルンプールなら「ピンクモスク」が近場のモスクの中で最も有名であるが、個人的には「ブルーモスク」にいくことをオススメする。
ブルーモスクでは、日本語の喋れるガイドがモスクの内部・非常に細かい部分まで説明をしてくれる。しかも無料で。
礼拝の体験などもできるのでぜひ行ってみて欲しい。
2.東南アジアに見る「トイレ」の立ち位置
私はこれまで日本に生まれたことに感謝したことが幾度もある。
治安が良いこと。パスポートが最強なこと。日本語の繊細さ。出汁の旨さ。
しかしやはりダントツで感謝しているのは「トイレの綺麗さ」だ。
今年私は東南アジア6カ国に滞在したが、意外にもトイレがあまり綺麗では無かったのがここ「マレーシア」だった。
最初は「トイレの美しさと経済規模はほぼ比例関係なのでは?」という仮説を立ててみたのだが、それは少し異なるように思える。
これを見ると、マレーシアはASEANでも経済成長の進んでいる国であることがわかる。
しかし実感であるが、トイレはタイやフィリピンの方が綺麗な気がするのだ。
国民性? 宗教? はたまた私の勘違い?
少なくとも、日本人におけるトイレの立ち位置とは大きく異なるようだ。
とりあえず、自分が潔癖症じゃなくて良かったと思う東南アジア旅である。
3.アパートメントで「住むように旅する」
ここ最近のマイブームなのだが、自分は海外で同じ都市に長期滞在する場合必ず、「アパートメント」に滞在するようにしている。
アパートメントとは客室の内部にキッチンがあり、冷蔵庫などの家電製品も設置されている滞在施設のことである。
イメージとしては、マンションの1室を貸し出すというような形だ。
日本であまり馴染みが無いように思えるが、それは民泊規制の影響があるように思える。
最近では日本の法規制も緩和する方針の改正が行われているが、やはり東南アジア含む諸外国と比べると速度感が無い。
今持ってる自分の財を効率的に活用する、白タクや民泊などの「シェアリングエコノミー」の荒波に日本がどう対応するかが課題である気がする。
...少し話が逸れたが、こういうアパートメントがマジでお得なのだ。
キッチンで自炊ができて、洗濯機もあり、ジムやプールも普通にあるのに価格はホテルの3分の2ほど。
個人的にホテルがアパートメントに勝っている部分が見つからないので、「宿泊施設」業界で今後どのような競争が行われていくのかが興味深い。
参考に、私が泊まったアパートメントを載せて置くので是非みて欲しい。
4.まとめ
マレーシア・クアラルンプールという1つの国・都市について書いてきて実感したのだが、やはり東南アジアって面白い。
今回のトピックも、まずは「宗教」という伝統的で社会科学・人文科学を横断する深い話、「トイレ」という日常の気付きから奥行き得るような論題、そして最近ホットな話題の「シェアリングエコノミー」。
これが、私が東南アジアを好きな理由の1つだ。
とにかくその地域で生きてるだけで刺激が多い。街を歩きたくなる。気付きたくなる。
皆さんも人生に迷ったら、東南アジアに来ると良いと思う。
END