2019年海外記 #2 〜インド精進・タイ慰安旅〜
5月上旬、京都、鴨川。
就職活動も一区切りついた文系大学生は、刺激に飢えていた。
デルタでサークル同回3人の飲み会。誰かがこう呟く。
「今からルーレット作って出た国にいくやつしようぜ。」
1人目。ヤマダとかいうやつ。
自分「旅慣れしてないし安パイなとこにしとくか」
候補は確か、平泉・新潟・北海道・タイ・スペイン・イギリス とかだったと思う。
タイが選ばれる。まあ初心者にはもってこいか。(旅慣れたアピール)
2人目。私の番。
ヤマダ「こいつの旅慣れ感ウザいしエジプトとインド入れとこうぜ」
と、まあこんな感じでろくに一人旅の経験もないままインドにいくことになった。
インドについて何も知らなかった私は、とりあえず「ガンジス川」と「タージマハル」を目標にインドに行くことにした。
今思えば、これが今年1年を左右する旅になったのかもしれない...
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1.ガンジス川の街・バラナシ
まあ一括りに言うとカオス。この世の怪しい・妖しい・訝しいものを全て放り込んで煮込んだような薫りのする街。
全てのヒンドゥー教徒の聖地。死に場所を求めてガンジスにくる。
ほとりには火葬場もあり、運び込まれた遺体がゆっくりと燃やされていく。
火葬場のすぐそばでは、子供達が水泳教室やクリケットを楽しんでいる。
そしてもはやガンジス川寝泊りしている人も多い。
生命とはなんぞや。人生とはなんぞや。
宗教感に疎い自分も、考えざるをえないような街だった。
2.タージマハルの街・アグラ
次に電車でアグラに向かった。
アグラで見ることのできた光景は上記の写真の通り。普通に泣きそうなくらい綺麗だった。また行きたいです。(小並感)
...ただ、アグラで1泊しようとしたのだがそこで事件は起きた。
端的に言うと、ゲストハウスに「エアコン」が無かったのだ。
「エアコンがないくらい大したことないやん!」と思うかもしれないがこれを見て欲しい。
雨季まであと1週間。太陽が最後の力を振り絞ったかのような暑さだった。
あまりの暑さに部屋の中でパニックになりそうだった私は、自分のベッドで無意識的に「座禅」を組んでいた。
いつの間にか焦りは収まり、心の平安を取り戻していた。
急迫した生命への恐怖に、ある意味で自分の宗教的才覚を見たのかもしれない(末期)
こうしてアグラから無事生還し、ニューデリーへと帰ったのだった。
3.危なかったニューデリー
ニューデリーについた私は、相変わらずめちゃくちゃ暑かったのでとりあえず予約していたゲストハウスに向かった。
...が、どこにもそんなゲストハウスは存在しない。
ゲストハウスがあるあたりの住所を彷徨っていると、複数のインド人に周りを取り囲まれた。
「Your guest house is closed.」
「So leave it to me. I'll find new for you.」
「No problem my friend!, follow me follow me!」
あぁ... そういう事か。
私は「おそらく詐欺だろう」と思いながらも、「最初から疑うのはよくない」と思い彼らについていくことにした。
案内されたのは、観光案内所と思われる受付の奥のオフィス。
私が入った瞬間扉が閉められた。
そしてゲストハウス・ホテルの説明を受けるが、、、
高い。高すぎる。3泊6万円からしかない。
断って部屋をでようとするも腕を掴まれる。
マイルドにいうと軟禁、ハードにいうと監禁だったのかもしれない。
大学3年間の筋トレの成果を生かし、半ば強引に5人くらいのインド人を払い退けてオフィスから出ることに成功した。
ニューデリーの記憶はこれしかない。
なぜなら、あまりの高温と大気汚染、このストレスに身体がやられてしまったからだ。
ありがとう、ニューデリー。私はニューデリーを人には絶対勧めないことにした。
たまたま自分がそういう人たちに遭遇しただけかもしれないけど。
4.まとめ
インドのあとタイにも行ったが、完全に慰安旅行だったので割愛。
インドは、やっぱりインドだった。
ここで書ききれない・書けないような出来事もたくさんあった。
外側の刺激だけでこんなにも楽しめる国もなかなかないと思う。
下により詳細な「感想」を投稿しているのでよかったらみてください。
https://www.facebook.com/100003956764969/posts/1455889424552936?d=n&sfns=mo
ではでは。